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アイデア創発フォーラム2018「リモートワークの可能性を探ろう!」開催レポート

執筆者: iconlab_user
テーマ: リモートワークの可能性を探ろう!
日時: 2018年3月10日(土曜日)10:00~18:00
場所: SENQ霞ヶ関
参加者: 会場参加者とオンラインでの参加者 合わせて25名

3回目の開催となる「アイデア創発フォーラム」、
2018年は「リモートワークの可能性を探ろう!」をテーマに、
オンライン参加者とリアル参加者のハイブリット型ワークショップで開催しました。

当日スケジュール

◇午前の部
1.主催者挨拶
2.今回使用するツールの説明
3.基調講演:ソニックガーデン代表 倉貫義人様
4.QFTによる質問づくりリモートワークショップ
5.振り返りワーク (ZOOM+Sli.do+グラレコでの振り返り)

◇午後の部
6.Muralを使ったリモートワークショップ
7.Lineスタンプ(開発中)を使ったリモートワークショップ
8.リモートワークショップの可能性トークセッション

1.主催者挨拶

NPO法人アイデア創発コミュニティ推進機構 代表理事 矢吹の挨拶から
フォーラムはスターとしました。

「アイデア創発フォーラムはこれで第3回目となります。
今回は2017年9月から12月にかけて
計4回開催したアイデアメソッドラボで研究された内容の、
成果発表会という位置付けです。

テーマは「オンラインワークショップの可能性を探る」ということで、実証実験的な場になります。
基調講演はリモートワークに関するお話を聞き、
そして質問づくりワークショップや開発中のLineスタンプを使ったアイデア出しを、リアルとオンラインで実験して行きます。

できたこと、できなかったことなどを検証し、
次に活かして行きたいと思いますので
皆様のご意見を聞かせてください。よろしくお願いします。」

2.今回使用するツールの説明

今回使用するツールは「ZOOM」「schooltakt」「Slido」「Mural」。
矢吹さんよりそれぞれ簡単な説明がありました。

  • オンライン中継 zoom 
  • ワークショップ用 bizTakt(schoolTakt) 
  • 質疑応答用 sli.do 
  • オンラインボード Mural 
  • また今回のワークショップの様子が
    グラフィックレコーディング(グラレコ)にて記録されることの紹介も行いました。
    その後、リアルとオンラインで参加者の自己紹介。そして基調講演へ。

    3. 基調講演:ソニックガーデン代表 倉貫義人様

    続いては、ソニックガーデン代表の倉貫義人さんの登壇です。

  • 株式会社ソニックガーデン https://www.sonicgarden.jp/
  • ソニックガーデンは2016年にオフィスを撤廃して、
    全員がリモートワークで在宅勤務をしている会社です。
    社員数34人、システム受託開発、自社サービスを展開しています。

    今年2月には「働きがいのある会社」ランキングで初エントリーながら、
    5つの評価カテゴリすべてにおいて高い評価を獲得し、
    第5位で「ベストカンパニー賞」を受賞しました。
    参考記事 >https://www.sonicgarden.jp/news/225
    また、第3回ホワイト企業アワードにおいて「イクボス部門賞」を受賞しました。

    倉貫社長より、
    ソニックガーデンの立ち上げから全員がリモートワークで勤務するに至るまでの経験を中心にお話ししていただきました。
    リモートワークだからこそ工夫していることのお話は
    どれもなるほど!と思うことばかりでした。

    お話を聞くと、ソニックガーデンは非常にユニークな会社です。
    例えば下記のような3つの特徴があります。

  • 納品のない受託開発(見積もりなし、要件定義なし、プロジェクトなし、契約時間なし)
  • 通勤のないチーム(通勤なし、本社オフィスなし、申請制限なし、勤怠報告なし)運営
  • 管理のない会社経営(上司・指示命令なし、承認・決裁なし、部署・管理職なし、売上目標・評価なし)
  • 具体的には、
    ・「ホウレンソウからザッソウへ」。
    ホウレンソウはツール(メールなど)を使えばできる。大事なのは雑談や相談すること。
    雑談や相談の中から新しいアイデアが浮かんでくる。
    だからどれだけ雑談や相談しやすい環境を作るかが大切。
    雑談の例として「リモート飲み会」も紹介。

    ・リモートだからといって淡々と一人で仕事をするのではなく、みんな出社(論理出社)。
    物理的な移動はないけどネット上のオフィスへ論理出社している。
    アイコンではなくリアルな今朝の顔が見られる状況(例えば、髪型変わったことがリモートでもわかる)

    ・年に一度は社員旅行。家族も連れて参加。
    リモートで働く仲間の家族構成がわかると、急に子供が熱を出して休んだとしても理解されやすくなる。

    ・毎朝、社長ラジオを聴く。
    社長のメッセージ音声を毎日5分ほど準備してリモートワークをしている仲間に聴いてもらう。
    毎日聞くと聴いている方が社長に対して親近感を持ってもらえる。

    ・給与は社員一律同じ金額。ボーナスは山分け。
    ベテランとルーキーも金額は同じ。だが生産性は異なる。
    ベテランは生産性が高く、早く仕事が終わるとその分、自分の時間ができる。
    できた時間を自分の勉強時間に当てたりして更に生産性が高まる。副業もOKとしている。

    最後に倉貫社長がSlidoに書き込まれた参加者からの質問に答えて、
    講演の締めくくりとしました。

    リアル参加とオンライン参加が同時に聞き、
    質問や感想をオンラインツール(Slido)で共有するというのは
    今までにないスタイルのセミナーでした。
    会場は静かながらも、とても情報量の多い講演となりました。

    倉貫社長の講演後に参加者全員でグラレコを見ながら振り返りを行いました。

    振り返りの様子は下記URLとなります。(約2分30秒)

    4.QFTによる質問づくりリモートワークショップ

    10分間の休憩後にQFTによる質問づくりリモートワークショップを行いました。
    テーマは「リモートワークショップの可能性を探る」 。

    まずQFTの説明をNPO法人ハテナソン共創ラボ 代表理事 佐藤賢一氏が行い、
    オンラインファシリテーターとして、iCON代表理事 矢吹博和氏がワークショップを進行しました。
    *ハテナソン共創ラボ:https://peraichi.com/landing_pages/view/hatenathon

    ここで当初の予定を変更して、
    リアル参加者も全員オンラインでチーム分けをして参加することに。
    4人で1チームとなりZoomのブレイクアウトルームへチームごとに移動し、
    各チームで自己紹介をして質問出しのワークを開始。
    「schooltakt」を使い、QFTの質問を書き出していき、
    最後に出てきた質問をチームごとに発表しました。

    5.振り返りワーク (ZOOM+Sli.do+グラレコでの振り返り)

    昼休みをはさみ、午後は午前中の振り返りからスタートしました。
    リアルとオンラインの違いは何か?をテーマに振り返ると、
    参加者からは、
    「全員オンラインなら寂しく感じないかも。
    リアルの場でオンラインも併用するからリアルの場で声がなく(反応がなく)さみしく感じるのかもしれない」
    の声がありました。

    6.Muralを使ったリモートワークショップ

    続いて、Zoom+Muralの使い方の説明と体験を行いました。

    Muralを実際に大人数で使用したところ、
    システム上とても動作が重たくなることが判明しました。
    これは事前のテストでは分からず、
    実際に皆で体験してみたことでわかったことでした。
    実験的な場であった今回のフォーラムでは、
    このように「やってみないとわからないこと」が多く発見されました。

    7.Lineスタンプを使ったリモートワークショップ

    続いては、Lineスタンプを使ったリモートワークショップです。
    テーマは「スタンプを使ってファシリテーションをしたらオンラインブレストが促進されるか」。
    ファシリテーターはiCON理事/グラグリッド代表 三澤直加氏です。

    Lineスタンプは現在申請中ということで残念ながら間に合わなかったため、
    カードという形で代用し、ブレストを行いました。

     ※現在はスタンプ販売中です。LINEストアはこちらから
     ・ブーバとキキのひらめき会議(ブレスト編)

    今回は「ブーバとキキ」というイラストカードを使ったリアルワークショップをオンライン参加者へ見てもらう形で進めました。

    ワークショップの様子は下記の動画となります。(約40秒)

    8.リモートワークショップの可能性トークセッション

    振り返りの中で話し合われたテーマは、

    振り返りの様子(約16分)

    最後にグラレコ隊のグラレコを見ながら振り返りを行いました。(約3分)

    統括

    今回、開催・参加してみて感じたことは
    「オンラインはリアルの補完ではなく、リアルを超えるコミュニケーションが可能である」
    ということです。
    リアルよりもオンラインの方が質の高いコミュニケーションができるのであれば、
    リアルで集まることが前提と(無意識に)なっている考え方を見直す必要があると感じました。

    今後は、リアルで集まる方が良い、質が高い、
    という私たちの当たり前が変わってくるとも感じました。
    また、今の子どもたちが大人になる頃にはこれが当たり前になってくるのだろう、
    コミュニケーションのスタイルも変化していくであろうと思います。

    今後、iCONとして
    さらにリモートワーク(ワークショップ)の可能性を研究していきたいと思っています。
    オンラインを活用し、
    時間や場所を越えたワークショップを行っていけるよう、
    今後もさらに実証実験を重ねていきます。

    興味のある方はぜひ、アイデアメソッドラボにもご参加ください。

    記事執筆:桑名和義(iCON正会員)

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